2013年10月29日火曜日

誰もが誰の代わりになんてなれない

なんだかんだ眠れないので
ブルー ラグーンの歌詞カードを作るにあたり、撮ったけど使わなかった写真たちをば。



私の痛みは、私だけのものだ
あの人の痛みは、あの人だけのものだ
あなたの痛みは、あなただけのものだ

綺麗事だと嗤われたって仕方がないけれど、でもやっぱり、
自分が生まれてきても良かったって思いたくて、でもそれを認めるにはいくつもの壁があって

むずかしい。



自分のために歌うよ、まずは。
それが出来ないのなら、他に何をやっても中途半端になるだけだ。きっと。

自分の中に流れる血を認めて誇れるようにするためにはそれしかないんだ。笑いたければ笑えばいい、嫌いたければ嫌えばいい、
そうでも言わないと自分が壊れてしまいそうだから
そんな夜もあるんだ、悲しいけれど。


ナイフしか取り出せない自分が情けないから、貫くしか出来ない



それが、情けない。




2013年10月20日日曜日

新曲のはなし。

新曲が出来たのですけれども。
それを、昨日のライヴで演らせていただいたのですけれども。

解説、というより、
心のうねりを書き記すと、こんな感じだよ、という、話。

きっと長いしくどいし、時系列もよくわかんないけど、
そしてきっととても暗いけど、
何かの暇潰しや、肥やしにしてもらえるのなら、目を通していただけましたら。これ幸い、です。

と同時に、ちょっとだけ自分のこころを軽くしたいっていう、ずるい考えもあります。すすす。笑



***


独りぼっちで生きていけたなら、
どんなに楽だろう。

割り切ってしまえばそれでいいのかもしれないけれど
それが出来ないのは、自分自身がその生き方を望んでいないからだ。


悲しい話が多すぎて
苦しい話が多すぎて
これは自分の身近で起きていることなの?って、どこかで信じないようにしてきてて

でもやっぱり、事ある毎にその話を聴かされていて、それを受け止めるのが自分の役割だと思っていたし
それで気が晴れるなら、いくらでもそうしてくれればいいって思っていたし

だから耐えて、耐えて耐えてきたけど
何でもない振りをして、平気な振りをして相槌を打っていたけれど

改めて俯瞰して見たら、全然平気じゃなかったんだなあって
気づかないようにしてきたけれど、やっぱ自分のこころは、ズタズタだったんだなあって
そんなことに、気づいた。

心が悲鳴をあげていたけれど、それを聞かないようにしてきただけだ。聞こえないふりをしてきただけだ。



言霊 という ことばが在るように

ことばには、エネルギーがあるから
例えば愚痴だったりとか、恨み言だったりとか、憎悪にまみれた言葉とか
言っている方は何気なく、無意識のうちに強い言葉を使ってしまうことだって、あると思う。
それ自体は否定しない。腹が立つことだって、吐き出したい時だって、誰にでもある。

でもね
人間は、ことばのゴミ箱ではないから

にこにこしていたり、平気なふりをしていたり、するかもしれないけれど
自分自身が発した言葉を受け止める相手がいる、そんな状況がある以上は

相手が何かしらの影響を受け取っていることを、頭の片隅においておくくらいでいいから、考えてほしいなって
そう思ったんだよなあ

死ねとか殺すとか
(ダイレクトにそう言われたわけじゃないし、私自身に矛先が向いてるわけじゃないけど)

相手を侮蔑するような言葉とか
そんな言葉を聞きたい人なんていないよねえ

そんな言葉の後に、私がいかに出来た人間かとか、立派に育ったとか
そんなこと言われたって嬉しくはないし、取り繕ってるだけなんじゃないかとか、気遣ってるんだろうなとか、思うだけだし

何より私は立派でも何でも無い。
そんな幻想を押し付けられても困る。


とか、考えはじめたら、なんかもう涙が勝手にね。はっは(´ω` )
ああ、日曜の朝から何してんのかなあ、って。思った。




愛ってなんだろう、って
ずっとずっと、長いこと考えてきて

悲しいことも苦しいこともたくさんあったし、私が産まれてこなかったほうが幸せだった人が、きっとたくさんいるだろうなってずっと思ってたし
なんなら今でも思うし

(そしてこれは、「そんなことないよー、私は出会えて良かったと思ってるよー」みたいなことを誰かに言って欲しいが故に書いてる訳じゃないんだ。そんな簡単なことじゃないんだ。そう思って馬鹿にするなら誰か私と入れ替わってくれよ本当に笑。)

歌うことだって、自分で選んでるし
なんなら執着心に近いとも思うし、それは。相思相愛じゃないのに一方的に恋して縋り付いてるような状況かもしれないって思ってるよ。思ってる。そんなこと。いくらでも。


それを独りぼっちで続けていられたらどんなに楽なんだろうって思ったりするけれど
独りぼっちでは誰も生きていけない。


なんかね、要するに
答えなんて知っているし、その答えに近づきたいって思っている自分がいるんだけれど

こんなにも苦しい事実が、自分のまわりにごろごろ転がっていて
そんな状況を目の前にして、どうして
誰かの傍にいられたら良いのに
なんて、思えるのだろう?っていう。


そんなことをずっと考えていて
今も昔も苦しくて悲しくて、そんな日はたぶんずっと続くけれど

自分が思うところを曲にしたのが、新曲です。

ブルー ラグーン

わかる人には、きっと笑われるだろうけど
これ以上の曲名は、いまの私には考えつきませんでした笑。

たぶんね、歌詞って、自分の心の奥底に飼っているものが無意識のうちに出てくるから
暗いことジメジメしたこと後ろ向きなこと、たくさん考えちゃうし書くし歌うんだけど

本当は、深層心理では
私はこう思ってるんだなって
そんなことが浮き彫りになった曲だなと。思っています。


長いな。
長いし、脈略なさすぎて酷いな笑。


今日は雨で
雨で雨で雨なので、
久しぶりに家でゆっくりしようと思います。
たくさん寝よう。
たくさん本を読んで泣こう。



透きとおるほど青い海も、
夜更けが近づくこの街も、
独りぼっちにはさせてくれないから

だから人は
愛を希って、
愛したいと
心の何処かでずっと思い続けて

そうやって、生きていくんだな。


それが叶っても、叶わなくても。

2013年10月6日日曜日

支えるもの

もうこれは、たぶん、
幼い頃からの繰り返しで、癖になってしまっていることなのだけれど

どんなに幸せなことがあっても
どんなに楽しいことがあっても
すべてがどうでもよくなって、消えてしまいたくなる夜が、必ずやってくる。波のように。
時折それは、昼のひかりさえも、侵食する。


自分は幸せな日々を送っていると、何も疑わずに生きてきて
途中、ひずみのような、ゆがみのような違和感に気づいて、それに苦しめられて、諦めて

人間形成がとうの昔に終わってしまったような、そんなタイミングで
幸せだったと信じていたそれが、すべて虚像であったと識る

そんな経験をしているから、きっと無意識のうちに自分で自分を護ろうとしているんだと思う。
25年かけて培ってきたものを、根底から覆される、苦しさ。



苦しくて仕方が無いから、
曲で、歌詞で、声で、歌で
それらを吐き出すために、音楽を生み出している。そんなふうにして生まれたものが、とても多い。私の曲たちは。

だから、「どうやったら曲が書けるの?」という問いをいただくことがしばしばあるのだけれど、
この問いに答えるのは、とても難しいのですな。ほんとに。


自分がこの世で一番不幸だなんて、そんなおこがましいこと、思っていないけれど
すべて充足した、楽しいだけの人生を送っている人なんて誰もいないんだって、わかっているけれど

どうしようもなく涙が止まらなくなる夜が、必ず訪れます。
それが、苦しい。
しんどいなあ。


それを歌にしているから、なんとか呼吸を続けていられるけれど
結局それが何になるの?って、誰かが囁いて
それに抗える術なんてなくて
全部無駄なのかなって思ったりして
もう全部、やめちゃおうかなって
思う時が、ある。



けれど、
私の持つ弱さとか苦しさとか、それって、全部自分の曲に反映されていて
その曲を聴いてくれた人が

「他の誰にもないあなたの魅力は、その"弱さ"だと思うよ」

って言ってくれて。

尊敬しているプレイヤーである友人が、「自分はVo.のことは全然わからないけど、あなたの歌はすごいと思う。もっともっと上手い、良いプレイヤーと一緒にやっていい」って言ってくれて。

世界観がすごくいいねって言ってくれる人も、ありがたいことに、たくさんいてくださって
私の曲を聴いて、「うちで歌って」って呼んでくれた、カフェのマスターさんとか
また一緒に対バン出来て嬉しいって言ってくれる、音楽仲間もたくさんいて

そういう、ひとりひとりに、支えられて生きているなあって
心底、そう思います。

だから歌える。
だから、生きていられる。



一人じゃ、歌なんてうたえない。


ひとりきりじゃ、
何にもできないや。

2013年10月3日木曜日

愛を希う強さがあれば僕はまだ変われるだろうか?

愛されたい

そう思えることは、
そう願えることは、
弱さではなく、強さだと思う。


良い部分だけを享受して、やさしくされて、甘やかされて、ただふわふわ好い思いだけが出来る
愛されるとは、そういうことではないから。

傷付いて傷付けて傷つけられて傷つけあって、それぞれが背負っている、重いもの暗いもの隠したいもの
それを理解しようと努力したり、受け容れたりする

そういう闇にふれることも含まなければ、それは愛ではない。

だから、
愛されたいって
本当の意味でそう思える人は
実は強い人なんだよ。


僕はまだ、変われるだろうか?

2013年10月1日火曜日

誰の声が聴きたいのか
わからなくなる夜が、時折、訪れる。


おんがくが好きだけれど
今更書く必要なんて無いくらい、
文字にすると却って嘘っぽくなるくらい、好きだけれど

こんな夜は、

もしかしたら自分が一番好きな音は
"静寂"なんじゃないか?

なんて、思う。



誰の声が聴きたいのか
わからなくなる、そんな夜に
誰かの、そんな夜に


選んでもらうことが出来るような
そんな声でありたいなと
そんな声の持ち主で、ありたいと

私が、
私の声が、

誰かにとって、
そうで在ったらいいのに、と


ただただ、
そう、思う。