2014年11月23日日曜日

<第四夜と、16日の夜のこと>

間が空いてしまいましたな。。

まず、遅ればせながら
11/16のレコ発ライブ@渋谷La.mamaは無事に終了しました。
たくさんの方に観ていただけて、たくさんの方にCDを手に取っていただけて、幸せな夜でした。
改めて、すべての方に感謝を。
ありがとうございました!

アルバム発売記念企画、第四夜と
ライブの話とを絡めてブログを書こうと思います。
コメントも出揃ったところで、ブログの方もラストスパートといったところです。
たくさんの方にご協力いただけて『切り取った一瞬を。』は産まれ、広めていただき、活かされて生かされているなあ。

ということで第四夜のメニューは
「何も持ってないや」と、レコ発ライブについて。

最終夜となる第五夜では
想いを綴る企画では
木谷雅さん(sacra)
石川龍さん(ザ・チャレンジ、ex.LUNKHEAD)
小田和奏さん(ex.No Regret Life)
のお三方について

曲については「ホーム・スイート・ホーム」について
を、お送りします。
こちらは明日までに更新予定。

***

◆何も持ってないや

この曲は、アルバムに収録するために新たに書き下ろしたもの。

ご存知の方も多数いらっしゃると思いますが、
佐藤静奈はだだ暗い曲が多いアーティストです。暗い。
(と思っていたら、木谷雅さん=マサさん、が、そこに関してすごく素敵なコメントを書いてくださったので有難かった…!)

で、収録曲を決める段階の打合せで
アルバム全体の流れ、印象、雰囲気、曲のバランス…などなど
さまざまな方面から考えた結果、
今回ディレクションをしてくださっているマサさんから

「あと一週間で、もう一曲書こうか!」

の一言をいただきまして
それで産まれたのが、「何も持ってないや」という。

普段から、歌詞を書いてる時の記憶がほとんど無いんだけど
(どうやって書いたのか覚えてないのです、基本的に。自分はとても感覚的に歌詞を書く人間なんだと思う)

「何も持ってないや」に関しては、特に記憶が無い。
ある程度狙って、いうか意図して使ったフレーズはほんの少しあるんだけど、それ以外はもう…笑
組み立てて書いた、という感覚がほとんど無い曲。

だから、それ故に、私の心が曝け出された歌詞だなあと
いま改めて読み返して、そう思っています。

一番最後に出来た曲だからこそ、なのかはわかんないんだけど
収録曲全体をつなぐ役割を果たす曲になったなあと。思います。

夕焼けも、星空も、朝焼けも
私にとっては、すごく大事な景色で
それぞれの情景に、ものすごく想い入れがあって。

あの夕焼けはこうだった、
あの星空を見た時はこうだった、
あの朝焼けは誰々と一緒に見た、

きっと、みんながそれぞれの景色を持っているんだと思うから

聞いてくれる人、それぞれの
「あの日見た」景色を、この曲に重ねあわせてもらえたなら、素敵だなあと
そう思います。

CDも発売になったし、
明日までに、サイトに歌詞もあげますね。

「観た」じゃなくて「見た」景色、というところが、ちょっとポイントだったりする。

***

◆レコ発ライブについて

【セットリスト】
音楽夢中ステーション「MASA」
vo.19 〜ensemble day〜
2014.11.16@渋谷La.mama

01. 瞬き
02. 青と残像
03. Parfait amour(ピアノ弾き語り)
04. ブルー ラグーン
05. 何も持ってないや
06. イデア
07. ホーム・スイート・ホーム

------

レコ発ライブに来てくださったみなさま、関わってくださったすべての方々、ありがとうございました!
改めて、今回携わってくださったのは

ボイストレーナー・ディレクション
木谷雅(sacra)

サポートミュージシャン
Gt.徳元真一郎
Pf.&Key.&Programming.荒幡亮平
Ba.高畠俊
Dr.麻生祥一郎

の皆様。
『切り取った一瞬を。』のレコーディングも、彼らが演奏してくださり、アレンジやディレクションをしてくださいました。

ライブで共演してくれたのは

鈴木杏奈
塩原奈美子(Namy*)
本並惠

の三人。
それぞれのスタイルで闘う系の、女性ヴォーカリスト。最高に楽しかった!!!
すごく自分本位な言い方になってしまいますが
私にとってのレコ発ライブが、このメンバーでよかった!!と本当に思いました。


ライブについては、私自身の反省はもう山ほどあるので個人的にめっちゃ反省した、しするしこれからに活かすとして(笑)

久しぶりに、感情が理性を超えたライブをしました。

今回、レコ発ということで
ご褒美として、ピアノ弾き語りで、規定の曲数よりも1曲多く演らせていただいたのですが
(「Parfait amour」を。)

自分は、ピアノ弾き語りをしている時はすごく冷静に(というか理性的に)歌ってるんだ!ということに、初めて気づきました。

意外と計算しながら、クレバーに弾けているんだなあと。
一年半前の自分は、「ピアノで弾き語る」という行為をすることでいっぱいいっぱいだったので
そこにびっくりしました。

派手なことはしてないけど、一年前半の間、ピアノ弾き語りをやり続けて来た意味はあったのだなあ〜と。

でね。
バンドの皆様に支えてもらって、マイク一本歌一本で歌ってる時も
頭の片隅に、冷静な部分は必ず持つようにしていて。

気持ちは120%炸裂させてやる!!と思ってるけど
思考回路の面では20%くらいは冷静でいよう、と意識してやってるんです、普段は。

今回は、それが3%くらいだったなあ。飛んだねえ、理性。

テクニックとか歌唱力がまだまだ未熟な代わりに
「"感情を飛ばすこと"だけは、どこの誰にも絶対負けない」と思ってるんだけど

史上最強に、感情が飛んだ夜でした。

そして、それに応えてくれるみんなの気持ちも、ガンガン伝わってきたよ。嬉しかった。
グルーヴしてたね、本当に!

「イデア」を歌う前に

「みんな、サティスファイしたいかー!!!」
って、言ったんだけど

その時のみんなの反応が、素敵すぎた。笑
「うおぉおおおぁああああ!!!!!!」ってなったね!私もあなたもみんなみんな!笑

怒号みたいなレスポンスに狂喜の悲鳴!みたいな嬉しそうな声、ああ〜みんなサティスファイ好きなんだな〜私も好きだよ!!!!!って思ってました笑

もちろん、新しく収録された曲たちも、すごく楽しくって
「何も持ってないや」をライブで披露したのはこの日が初めてだったんだけど、
ああ〜、この曲書いてよかったなあ!って思いました。

うれしい かなしい にくらしいも
たのしい くやしい くるおしいも
私たちはきっと忘れていく、忘れなくても薄れていくけれど

でも、あの夜、ステージの上から見た光景は一生忘れないだろうなあって思った。チープな言い回しだけど…

忘れるんじゃなくて、もっともっといい景色を見せて、見て、みんなで共有して

あの夜みたいな、
ひとりが独りじゃなくて、一緒に一緒の曲で笑っていられる、
そんな瞬間をもっともっと作って、重ねていきたいなと
そう思いました。

長いなあ笑


おなじみのカメラマン・木下昂一くんがたくさん写真を撮ってくれたので、後日また改めて載せます。
最後に、ちらっとフライング。

みんなみんな、ありがとう。
これからも、よろしくね。

2014年11月15日土曜日

アルバム発売記念企画<第三夜>

ちょうど半ば、第三夜。
先ほどコメント後半戦の一部をアップしました。
今回はまず、後半戦でコメントをくださった方の中から
「ココロネ」の徹くん&隼人くん、ゆーやくん、いずみさんについて。
見出しのみ敬称略、失礼します。

***

◆門上徹(ココロネ)

まぁるい笑顔と まっすぐな心、真摯で誠実な歌声。
ココロネのフロントマン、徹くん。

ココロネと交流が始まったのは、実はとっても最近のことで
初めてご対面したのが、先月の頭。ココロネの企画ライブを観に行った時。

ココロネは、私の出身大学・弘前大学の同級生たちで結成されたバンドで
学生時代から精力的にライブをし、CDも発売していたので、直接的な交流はなくともその存在は昔から知っていました。常に頭の片隅で意識してた。

徹くんは「与える人」だと思う。無償の愛とか、元気とか、パワーとか。
先日彼らのネットラジオ番組にゲストで呼んでもらった時も、「アルバムリリース の力になりたいから、出来ることがあったら何でも言ってね!」と言ってくれたり
彼らのライブを観に行った時も、私の顔を見るなり握手してくれて
「俺らの年代でいろんな理由で音楽を辞めてく人がいっぱいいる中で、弘大の同級生で、一緒に頑張ってる仲間だから。ずっと前から、会って話したいなあって思ってた」という趣旨のことを話してくれて。うれしかった。

ともに頑張ってる仲間がいること、そして、きっといろんな痛みを知っているだろうからこその優しさ、笑顔。 いつも勇気をもらっています。
一曲一曲に対する丁寧なコメント、ありがとう!

***

◆砂金隼人(ココロネ)

隼人くんも、ココロネのメンバー。
先述した通り私は大学時代からココロネの存在を知っていたので、実際ふたりに会った時は「ふおぉお、本物…!」という気持ちでした。有名人に会ったような感覚。笑

隼人くんがコメントの中で言っていたけれど
「このタイミングで繋がることが出来たのは奇跡的」だと、私も思う。
同じ大学に通っていても、一生言葉を交わすことなくすれ違うだけの人なんてたくさんいる。そんな中で大学を卒業した後に繋がれたのは、奇跡みたいなものだよね。
ココロネも私も歩みを止めずに音楽をずっと続けてきたからこそ、今出逢えたんだと思っています。

隼人くんは、気遣いの人。礼儀正しくて丁寧で、物腰もやわらかで。
そんで、MCやラジオのトークになるとキャラが炸裂する、そのギャップも良い。ココロネは、隼人くんと徹くんの良いバランスで成り立っていると思う。

アルバムの盛況を、希ってくれてありがとう。
さらっと引用してくるあたり、ニクいなーと思います。素敵!

***

◆Yuya Takahashi

<第二夜>で紹介した「明星[Myojyoh]」の藤慎太郎が出演を誘ってくれたイベントで、対バン相手として紹介 してもらったのが、ユーヤタカハシでした。去年の10月。出逢った当時はまだ、名義が「高橋祐哉」 だったねえ。
声良し歌上手しギター上手し。この子は歌うために生まれてきたんだろうなあ…と思わせる人。ありとあらゆる面で。

音楽に対して、常に謙虚に向き合っている人。
とにかく彼は音楽が好きで、ひたむきにいろんなことを吸収しようとしてて
そして音楽トークを始めると止まらない。純粋に、心の底から音楽が好きな子なんだなあ…と思う。

いつも、びしばしツッコミを 入れてごめんよ。笑
ゆーやくん、ビッグになるんだろうなー。私も負けんように頑張らなきゃ。楽しみだ!

音楽に対する自分の在り方とか、好きな音楽の話とか、YAZAWAが〜長渕が〜(敢えての敬称略)っていう話をして、気づいたら明け方になってるタイプ。そういうとこが本当に面白い。そして、飲み過ぎ注意!笑
アルバム、何度も何度も聴いてくれてありがとう。これからもよろしくね!

***

◆今泉貴輝(Handwired Garade)

いずみさんを一言で表すなら “粋”
これに尽きると思う。
コメントの冒頭部分が、太宰治の『津軽』を彷彿とさせる。
津軽の冬が青くて白いこと、話したなあ。覚えていてくれて、うれしい。

いずみさんがコメントくださった通り、
前のバンドのレコーディングで、レコーディングエンジニアを担当してくださったのが
千葉は北初富にあるレコーディング&ライブスタジオ「Handwired Garage」のオーナー・今泉さんでした。

初めてのRECで無我夢中だったので、今までは客観視出来ていなかったけれど
いずみさんがこうしてコメントをくださったことで、初めて、当時の自分のことを冷静に思い返せた。

いただいたコメントを読んで
「初めての電話の時タイミング悪すぎでしたね、寒い中すみませんでした!」
とメールしたら
「寒かったからこそとてもよく覚えているんです。またいっぱい話しましょう。」
と返してくれた、いずみさん。粋すぎる…!

他愛もない話の中に、自分にとっての重要なヒントが隠されている。そんな素敵なお話を、たくさんしてくださる人。
バンド時代の私のこともご存知の、貴重な存在。そのうちの一人です。
来年、新しいCDと新しい歌を持って、また北初富に歌いに行かせてください。

***

日に日に、コメントが長引いている気が…笑
いや、実は逆なんですけどね。第一夜の初稿をあまりにも書き過ぎて編集した結果、どシンプルにまとめすぎてしまったという…
ブログに載せきれなかった想いは、それぞれ皆様がたにお会いした時、直接お話します。

さて、曲についてふれる
第三夜は、この曲。

***

◆Parfait amour

のっけからアレですが、この曲
「読み方がわからん!」というお声を、よく頂戴します。

おおよその読み、というか発音は「パルフェタムール」。フランス語です。

ピアノ弾き語りでの作品、第2号がこの曲。
(余談ですが第1号は「君を傷つける方法」。カメラマンの木下くんが断トツで好きだと言ってくれる曲です。未音源化。)

曲は、去年の春、スタジオで適当にピアノで遊んでいた時に、冒頭のフレーズが生まれて。そこから広がっていきました。

歌詞はというと、実はかなり前…それこそ3年くらい前から
ネタというか、モチーフとして芯になるテーマはあって。
前半戦でコメントをくれた三上花奈江が書いてくれてますが、この曲のタイトルは、実在するリキュールの名前。

実は、大学生の頃から「お酒を飲みながら、つるっと一枚聴けるようなアルバムを作りたい」という願望があって
当初は、そんなアルバムを作ろう!という企画で動き出したのです(プロデュースしてくれたsacraの木谷雅さんと「カクテルシリーズ」と呼んでいたほど、最初はそういう方向で作っていく予定だった)。

ということで、この曲には
実は隅々に、いろんな言葉遊びや、いろんな意味が込められています。
その話を一言も言わなかったのに、
歌詞カードを贈った、地元のバーのバーテンダーさんたちには
「この曲、こんな意味ですよね?すぐわかりましたよ」
と、素敵な笑顔で言われました。さすが。笑

という、裏話すぎる裏話でした。

ちなみに今年の8月、滋野有紀子企画のライブで発売した限定CDにも「Parfait amour」が収録されたのですが
『切り取った〜』の音源は、そちらに収録されているものとは別物です。新たに録り直したり、ミックスしたりしました。
8月の時とはまた全然違った印象になっておりますので、そちらも要チェックです。

2014年11月14日金曜日

アルバム発売記念企画<第二夜>

おお…夜がずれてきているなあ
ハイペースで更新するというのは、なかなかヘビーな課題でした。。無理せずゆっくり、じっくり更新していこうと思います。すみません。

第二夜、まずは想いを綴る。
ゆきちゃん、藤さん、今村さん、花奈江ちゃんについて。

***

◆滋野有紀子

ゆきちゃんと出逢った日のことは、鮮烈におぼえている。去年の秋、10月。
ギターを抱えた彼女の「歌」に、私のアンテナが一瞬で反応した。瞬発力。
似ているな、と思った。自分と。根っこの部分が。
同じ海抜に棲んでいる子だなと、思った。

同じバンドが好きで、同じように独りで歌をうたい、闘う者同士。
妹のような、だけどたまに私よりも大人びていて、それでいて同じ目線で、同じ視線でぶつかりあうことが出来る…
魂の響き方が似ている人だと思っています。滋野有紀子は。
あと、とても頭がいい子。客観的すぎるくらいに客観的にものを見れる子。私と正反対。でも、心の奥底に沈んでいるものの色は一緒。

どうしよう、ふわっとした表現になってしまったけれど(そして具体的な説明をしないのは、敢えてなのだけれど)
私がゆきちゃんに想うことは、こんなに魂が響きあう存在っているんだなあ、ってことで。ソウルメイトだなあ。

悲しいまま幸せにならなくちゃいけない、
だから、なろう。幸せに。

滋野有紀子とは、きっと、ずっと、死ぬまで一緒にうたっていると思う。

***

◆藤慎太郎(明星[Myojyoh])

藤さんは、私にとって「灯台のあかり」みたいな人。
私が、以前やっていたバンドが解散して、独りで戦い始めて間もない頃
歌、声、曲、詩、何もかもの自信が無くなって何も信じられず、でも、それでもがむしゃらに歌うしかない、みたいな
“誰か”とじゃなく“自分自身”と闘わざるを得ないような、ある意味修羅の時期に、手を差し伸べてくれたのが藤慎太郎でした。

藤さんとの出逢いも印象的で、去年の6月
私が人生で二回目のピアノ弾き語りライブをした時、対バンにいたのが藤さんのユニット「明星」でした。
その時初披露した曲「Parfait amour」の歌詞を、藤さんが絶賛してくれて。

そこから、当時歌える場所がなくて苦しんでいた私を対バンに誘ってくれたり、素敵なミュージシャン、お客さんと出逢わせてくれたり
今では、歌詞トークをしたら止まらない、気の置けない大事な友人になりました。私のライブでギターサポートもしてくれたり。悩んでる時はいつでも相談に乗ってくれるし。

彼のおかげで、早い段階で「独りでもやってこう」って腹を括れたんだと思う。
常に切磋琢磨しあえる、素敵な仲間だと思ってます。ありがとね。

***

◆今村公昭(弘前Orange County)

今村さんには、大学時代からずっとお世話になっています。
地元・弘前のライブハウス「Orange County」のマスター。

とは言っても、大学時代は全然思うように音楽活動をすることが出来なかったので
実は今村さんとの交流が深まったのは 、大学を卒業して上京してきた後だったりします。前やっていたバンドで、本格的にお世話になりはじめたんだよなあ。

いつお会いしてもアツい男だなあと思います。音楽、人生、恋愛、なんの話をしてもアツい。今村さんと飲むのはいつも楽しいです。
いろんな悩みや葛藤を抱えてここまで走ってきた私のことを遠くから見守っていてくれて、ダメ出しもビシバシしてくれる、頼りがいのある存在。弘前の父、的な。

実は、「Parfait amour」が出来たのは
去年の春、今村さんと友達と3人で飲んでいた日の帰り道、(たぶん結構酔っぱらっていらした)今村さんが熱弁していた、ある一言が きっかけになっています。
今も時々そのことばを思い返して、初心にかえってみたり、しています。

今回のコメントをお願いした時も、歌詞を読んだ段階で感想メールをくれたりして。
そういうところが、とても素敵。
弘前に帰ったら、また歌わせてくださいね。いつもありがとう!

***

◆三上花奈江(fill.)

かなえちゃんは、私の憧れのヴォーカリスト。
彼女にだけは敵わないって、ずっと思っている。魅力的な声と圧倒的な歌唱力を持つ、私の大好きな歌うたい。世界中の女性ヴォーカルの中で一番好きです。彼女の歌が。

同じ大学に通っていたけれど、仲良くなったのは社会人になってからだったなあ。私があまりにも彼女のファンすぎて(笑)、共通の友達に紹介してほしい!と頼んだのでした。
かなえちゃんが昔やっていた、Fiction tellerというバンドの曲を聴いて。
一目惚れならぬ、一聴き惚れ。

ヴォーカル同士としても、友達同士としても、女同士としても
かなえちゃんにはたくさんお世話になったし、たくさん救ってもらった。つらかった時に飲みながら話を聞いてくれて、その時一緒に食べたごはんがすっごく美味しくて、
とてもつらいし悲しいけど、かなえちゃんが友達でいてくれるならきっと大丈夫だって、そう思ったことを、今でも覚えています。
(ちなみにその時かなえちゃんは、約2 0度のリキュールをストレートでオーダーした私を見て「わぃ〜、なんぼ酒飲みなのよ!(津軽弁)」と引いていたのだった)

憧れの存在であるのと同時に、負けたくないなあって思う。ライバル!
彼女が弘前でやっているバンド「fill.」がとても良いです。好きです。いつか対バンしたいなあ。

コメント、たくさん書いてくれてありがとう。予想以上に、佐藤静奈という歌い手は、かなえちゃんに愛されてるんだなあと思いました。うれしかった。

***


第一夜に比べて長くなりすぎたでしょうか…今日はPCで書いてるから、スタイリッシュにまとめたつもりでも、まとめきれていないかもしれない。笑

さて、曲にふれる。
こんだけ「Parfait amour」の話をしたんだから、もちろん…と思わせといて
曲順遵守です。この曲。


***

◆ブルー ラグーン

去年の10月に出来た曲。
このブログをさかのぼっていくと、ちょうど、ブルー ラグーンを作り始めた頃〜曲が完成した頃、までの記事が数件あがっています。
私にしては珍しく、制作過程がブログに記された(偶然だけど)曲です。

「愛を希う強さがあれば 僕はまだ変われるだろうか?」
の、一節自体は、去年の5月頃から頭の中を浮遊していて

その頃私は、愛についてめちゃくちゃ悩み考えていて。ここにきての今更感がすごいけど、エーリッヒ・フロムでも読もうかと思ったくらい。
悩みつづけて春が終わり、夏が過ぎ、秋になって
そして、この曲が生まれたというわけ。

ライブによくきてくださっている方は、新譜を聴いてびっくりすると思います。アレンジが!こうなったのね!と。新鮮な気持ちになると思う。
(事実、曲を聴き込んでくれている藤慎太郎が「不思議!」を連発していた。笑)

この曲が書けたことで、ひとつ、自分の使命が果たされたというか
心の奥底で言いたくて言いたくてたまらなかったことが、やっと解放されたような、そんな気持ちになったことを、おぼえています。

ちなみに、去年、古い付き合いの人たちと飲んでいた時に
ある人がブルー ラグーンの歌詞を読んで

「この曲は、僕が今まで生きてきたことの証だよ」

と言ってくれたのですが
その言葉を聴いて、いい大人が3人、夜の横浜で号泣したという逸話もあります。

とても、大事な曲。

2014年11月13日木曜日

アルバム発売記念企画<第一夜②>

さて、第一夜
つづいては、アルバム収録曲についてふれます。
曲順で綴ってゆきます、ということで

「瞬き」


この曲、実は一番最初に出来たのは「タイトル」でした。
きっかけは、とある方と話していた時に生まれました。

その昔、スピッツの草野マサムネさんとMr. Childrenの桜井和寿さんが
「曲名だけ決めて、どっちが良い曲書けるか勝負しよう!」と話して
「旅人」という曲をそれぞれリリースした、という逸話があるのですが

そういうの面白いと思うんですよねえ、私もやりたいんですよー
と私が言い出して、そしてお題として出したのが
「瞬き」
という単語だったわけです。
なので、完全に曲名先行型の曲。


お題を出したときは、もっと明るくてあたたかい曲を書こうと思っていたはずだったのに…気づいたら暗くてソリッドな曲になりました。
同時に、今回の収録曲を並べてみたらリードトラックはこの曲しかない!という確信があり、先週より、ラジオやDJイベント等で先行配信していただいております。

ちょっと話は逸れますが

今回のアルバムタイトル『切り取った一瞬を。』は
「瞬き」を意識したのも、もちろんあるんだけれど
もともとは、二年前から書いているこのブログのタイトルから取ったものです。

ブログのタイトルを決める時
「一日いちにち、何気ない瞬間に感じたことでも、その一瞬を忘れずにいたい」
という気持ちが、ふっと沸きあがって
あまり悩まずに、さくっと命名したのだけれど

アルバムタイトルを、これにしたのは
「瞬き」とからめつつ、二年前からつづく自分の生活や、ことば、想い、生きてきた証、みたいなものをすべて詰め込んだ意味を持つ
そういう言葉だから、という。そんな理由です。

余談も過ぎましたが
そんなわけで、「瞬き」は、このアルバムを象徴する作品になったと思います。
CDを再生した瞬間にナイフで刺しに行く、というような。
そんな瞬発力に満ちた作品。
とても、気に入っています。

2014年11月12日水曜日

アルバム発売記念企画<第一夜①>

第一夜なのに真昼の更新かい!という。
(本当は昨日の夜中に一度書き連ねたんだけど、朝起きて読み返したら「誰がこんな量の文を読んでくれるんだ…」と呆れるほどに長文だったので仕切り直しました。。)

まずは想いを綴ろう企画から。
今回は小高さん、山下さん、choroさんについて。
見出しだけ敬称略、お許しを。

***

◆小高芳太朗(LUNKHEAD)

小高さんが歌っていてくれたから
LUNKHEADの音楽に出逢えたから
いま、私は、生きています。

と言い切れるくらい、LUNKHEADは私にとってとても大事なバンドで
私の人生に一番影響を与えたバンド。

小高さんの紡ぐ言葉が昔から好きで
今回いただいたコメントも、彼のお人柄が滲み出ているなあと思いました。
同時に、私が本当はこんなことを歌いたいのだと、心の奥底で(あるいは潜在的に)願っていることを見抜かれたような気もしています。さすがだなあ。。
涙のこぼれ落ちるギリギリ一歩手前の、我慢出来ずにあふれてしまった、けれど声に出来ないような
そんな感情だったり、叫びのこと。

小高さんと話すたびに、大きな、あるいは小さな目標がひとつずつ増えていきます。
まだまだ歌っていたいな、歌わなくちゃなと思わせてくれる、そんな存在。

何度も救ってくれてありがとう、
ずっとずっと、歌いつづけてください。
私も追いつきます。

***

◆山下壮(LUNKHEAD)

山下さんには、かれこれ長いことお世話になりつづけています。
私が前バンドのヴォーカリストだった頃からのお付き合いなので
ギターのことはもちろん、バンドマン特有の悩みだったり、音楽活動、仕事、これからのこと、いろいろご相談に乗っていただきました。

山下さんのギターがとても好きです。
歌心があるというか。
フレーズや聴かせ方にとてもインパクトがあるんだけれど、常に歌に寄り添っているところがとても好きで。なんか上から目線なコメントだごめんなさい…!笑

今回いただいたコメントも、ああ、こんなふうに思っていただいてたんだなあーと
読むたびに嬉しくて、そしてちょっと恥ずかしくなりました。普段ご指導いただいている方にいただくコメントって緊張するよね!

いただいた言葉の通り、ここから先の世界を目指して頑張っていきます。
ありがとうございます。

***

◆choro(Jeepta)

実は、山下さんとのつながりをくださったのは、大元をたどるとchoroさんなのです。
choroさん主宰のスクールに、講師として所属されているのが山下さんという。そんなつながり。

すごく印象に残って今でも覚えているのが、choroさんに初めてお会いした時のことで
去年の夏のことなんだけれど

当時音楽で悩んでいて、非常に暗い顔をして過ごしていたのですが
ちょうどchoroさんが、その悩みに対する答え、みたいな内容のブログを書かれていて
それを読んだ私は、すごく救われたような気持ちになって

嬉しかったのと、ありがとうの気持ちがあふれすぎて
choroさんに直接お会いした時、お礼を伝えながら思わず泣いてしまったのでした。今思うとちょっと痛い人だったと思います…すみません…笑

他にも、私のギターサポートをしてくれた方がchoroさんのお弟子さんで、ギターのアレンジ案を提供してくださったり
あと、占星術師の石井ゆかりさんのお話が出来たりと、いろんな面でお世話になっています。
水瓶座のchoroさん、ありがとうございます。笑

音楽を通じて、素敵なご縁をたくさんくださった方。
これからもどうぞ、よろしくお願いします。

***

ということで、まずは想いを綴ろう企画・第一夜でした。
曲解説については、また後ほど。

アルバム発売記念企画<はじめに>

改めまして、先日、オフィシャルサイトを立ち上げました。

ということで
11/16(日)に渋谷La.mamaにて行われるライブ。
この日が、1st mini album『切り取った一瞬を。』のレコ発に!なります!

オフィシャルサイトでは、アルバム発売記念企画と題しまして
日頃お世話になっている方、今まで憧れつづけてきた方など
音楽でつながってくださっている方々へ、
一足先に新譜を聴いていただいた上でコメントをお願いしました。

まずは前半戦、7名の音楽関係者の方のコメントをアップしております。


そして、サイトの企画と連動して

①コメントをくださった方々に対する、私の想いを綴ろう企画
②アルバムの収録曲についてさらっと触れてみよう企画

を、このブログでお送りします。
楽しんでいただけたらいいなあ。


ということで、まずは序章でした。
全5曲収録なので、今日から始めて土曜で終わる算段。
レコ発前日まで、いろいろ感じていただけましたらこれ幸いです。

それでは、
早速次の記事より、第一夜の幕開け。