2015年4月12日日曜日

近頃のことをつらつらと ①OVERAYラストライブの話


なんだかとっても、お久しぶりになってしまいまして。
去年の夏から仕事が激務になり、その中でレコーディング、リリースに関するあれこれ、レコ発のライブ、
そしてそれが終わったと同時に新居探し、引越し、仕事の繁忙期、その他諸々のいろんな話し合い、からの元いたバンドでのライブ…と

立て続けにいろんなことがあって、
ひとつひとつその場その場を気合いで乗り切ってきた結果
見事、高熱を出してダウンしておりました。
久々に38.5℃とかいう数字を見た…しかも3日連続。笑

どうにかこうにか落ち着いてきて、今日も朝から夕方まで寝て、なんとか持ち直しております。健康の大切さが身にしみる…体調管理は大切ですね。本当に。

ということで、ブログの間がだいぶ空いてしまった分
いろいろと振り返っていこうかと。
まずは、OVERAY(おーばれい)ラストライブを写真付きで。

***

【セットリスト】
OVERAYラストライブ
3/29(日)@大塚Hearts+

01. 死にゆく花
02. 残響
03. イデア
04. 青と残像
05. ホッピングシャワー

(03.〜05.はOVERAY mini al『感情の降る、』収録曲)

***

ソロになってからの「佐藤静奈」に出逢ってくださった方はご存知ないと思うのですが
もともと私はロックバンドのヴォーカリストあがりでして
マイク一本だけを持ち、闘うように歌っていました(歌い方は、今も闘ってるかもしれないけど笑)

【OVERAY(おーばれい)】
青森県は弘前大学の軽音サークル「M.C.Q.」で出逢ったメンバーが、
大学卒業後、埼玉県を拠点として結成・活動したバンド。

2009年頃からVo.佐藤静奈とGt.萩原とで曲作りを始め、
2010年にBa.大坊真己人、Dr.梓が加入。ひたすらオリジナル楽曲の制作に励む。
ライブ活動期間は、2012年2月〜2013年3月。
2013年3月17日、mini al『感情の降る、』をリリース。レコ発を行う。
そのライブを最後に、同年夏、解散。

と、ざっとまとめるとこんな感じなのですが
「もっとライブがしたい、うたいたい、レコーディングもしたい、もっと高いレベルに挑戦したい、もっともっと音楽と向き合いたい!」
という私の気持ちがどかーんと爆発して(良く言えば、ね)
特に解散ライブをする訳でもなく、誰に報告をするわけでもなく、「解散!」と
そんな終わり方をしていたバンドでした。

今になって考えれば、もっと冷静に、というか
器用なやり方だとか、解散の仕方とか、あったんだと思うんだけれど
あの時の自分は、いろんなことに追いつめられていて
「一刻も早く走り出して、もっと厳しい環境に身をおかなければ!」
という想いだけが先走っていたので、そんな余裕がまったくなくて。
そんなことを思い出しました。
(そのあたりの出来事のことは、昨秋発売した『切り取った一瞬を。』のコメント企画にて
『感情の降る、』のレコーディング・エンジニアをつとめてくださった今泉貴輝さん(北初富Handwired Garage)が記してくださっています)

その後、バラバラになった4人は、それぞれ別の時間を過ごし
その中で、Dr.梓が仕事を辞め、地元に帰ることになったという報せをうけて
最後の最後、ラストライブをやろう。
そんな流れになったわけです。

話が持ち上がったのが2月中旬、会場を押さえたのが本番1ヶ月前、
最初のうちは私が都合がつかなくてリハに行けず…など紆余曲折あったのですが
いざ2年ぶりに4人で音を合わせた瞬間、
「これはイケる!」
と密かに確信しておりました。

で、本番。
(写真は、Dr.梓の妹さん&Gt.萩原のご友人が撮影してくださいました。感謝!)

2年ぶりに、4人で同じ舞台に立つ。



青い曲が多いと言われるしその自負もあるけど、なんだかんだ赤も映える。





各々ミス等はあったけれど
急遽決まったライブにもかかわらず、30名以上の方に見届けていただけて
フロアの空気もすごく良くて
ステージと客席がひとつになって、笑顔があふれるラストライブになりました。

ライブに来てくださった方々、大塚Hearts+のスタッフさん、対バンの方々はもちろん
来る事ができなかった方々からも、たくさんの応援をいただきました。
本当にありがたいなあ

MCでも話したけれど、
たくさんの人に 最後を見届けていただいて
OVERAYは幸せなバンドだったなあと思います。

もちろん、ここに至るまで各メンバーそれぞれ
いろいろな想い、葛藤、悩みを持って過ごしてきただろうし
だからこそ、最後、4人でグルーヴ出来たんだと思います。

「解散するのが惜しいバンドで した、もっと早く出逢いたかった」

何人もの方にそう言っていただけて、とても嬉しかったです。
けれどね、最後の最後、きっとOVERAYが今までで一番 “ひとつ” になっていた
あの日のラストライブで、私たちに出逢ってくれたことが
それが、とても嬉しいです。
決して卑屈な意味じゃなくって。

もちろん、結成当初から応援してくださった方々にも、心から感謝しています。
きっと、これぞ集大成!というライブになっていたと思うから。
見届けてくれて、ありがとう。

それから、OVERAYのCD、佐藤静奈のCDもご購入くださった方がたくさんいらして。もう本当に本当にありがとうございます…感涙。

ライブして、それがお客様に届いて、気に入っていただけて、
その“音”を連れて帰ってもらえる
シンプルだけれど、何よりも大切な流れを、改めて実感した夜でした。

あと、いっぱいサイン書かせてもらった笑。嬉しかったです。
物販へのサインは常時受け付けております。
いつでもお申し付けください。ウェルカム!笑

そんなこんなで
ま〜長くなってしまいましたが…

上京してきた私の最初の一歩、
その原点に立ち返ってライブが出来たことを、誇りに思います。
ありがとう。
そしてこれからも、よろしくね。

OVERAY are…

Vo. 佐藤 静奈
Gt. 萩原
Ba. 大坊 真己人
Dr. 梓

Special thanks
TOM(Snow*Man)

2 件のコメント:

  1. こんにちは。ライブ素晴らしかったです。OVERAY最高のバンドです。いつどこでどんな出逢いが有り、貴重な経験・感動をもらえるか・・・素晴らしい瞬間でした。私は限りある時間を大切に、縁を大切にしていたら、OVERAYにたどり着き、佐藤さんに巡り合いました。言葉を大切にして、心が叫んでいる気持ちが痛いほど伝わってきて、佐藤さんの情熱や想い、弱さ苦しさの源に興味を持ち、全てのブログ読ませて頂きました。私も4年前に最も尊敬する先輩が急死し、3.11が起こり、何かをしなければとの思いで様々な活動を始めました。佐藤さんの全てをさらけ出して表現するからこその説得力に魅入られています。佐藤さんの言葉に注目して、これからも応援していきます。お体ご自愛くださいね。

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    1. こんばんは。コメントありがとうございます◎
      そうおっしゃっていただけて、光栄です。私だけでなくOVERAYの全員がそう感じると思います。勿体無いお言葉の数々、感謝です。
      そうなんですよね。時間は無限にあるものではなく、有限で。その概念を大切にされている方が、日々を過ごされてきた中でOVERAYと出逢ってくださったこと。とても、嬉しく思います。

      ブログをすべてご覧いただいたとのこと、嬉しいです。ありがとうございます。大事な方を亡くされたことも、私に、お話してくださりありがとうございます。
      「説得力がある」というのは、ヴォーカリストにとって最高の褒め言葉のひとつです。感謝です。
      いただいた言葉のひとつひとつに恥じないよう、これからも音楽に邁進します。ライブやラジオ、CD、ブログなど、何か届けられたらと思ってこれからも活動しますので、引き続き応援いただけたら嬉しいです。
      お互い、身体には気をつけて楽しく過ごしましょうね。ありがとうございます(*^^*)

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