2013年11月20日水曜日

26歳

腹を割って話せる大事な友人と半年振りに会って、いろいろ話してきました。

出逢ったのは約二年前、
私が上京してからだけれど
もともとの地元が一緒なので、都会のどまんなかで、方言でたくさん話した。

や~、めっっちゃラクだったわ~笑。

標準語で話すのがしんどい訳じゃないんだけど、
地元の言葉で話せるって、こう、なんか独特の解放感があるんだよね。



その人は、数年前まで楽器屋の店員さんをしてて

とあるプロのバンドのメンバーさんに頼まれて、
大型フェスで楽器のセッティングをしたり
サポートという立場ではあるけども、
渋谷La.mamaとかgee-ge.に立ったことのある人。

出逢ってばかりの頃、
楽器についてだけじゃなく、いろんなことを教えてもらった。

バンドとは、どうあるべきか。
楽器隊の心持ちは、どうあるべきか。
それを受けて、
ヴォーカリストは、どうあるべきか。

私の音楽に関する悩みを、どう超えていくべきか。
良いヴォーカリストとは、どんなものか。



歌の師匠以外の人で

「あなたの歌はすごい。
 いい歌い手だと思う。
 だから、もっともっとレベルの高い人たちと一緒に、あなたの音楽を演っていいんだよ。」

って、そうハッキリと断言してくれた、初めての人でもある。

初めてオリジナルでライヴをした、その日一回だけなのにね。
私のライヴを観てくれたのは。


音に迷ったとき、燻ったとき、
音楽だけじゃなく、私の家のゴタゴタでボロッボロだったとき

どぎつい一言をもらって、バッキバキに心をへし折られたこともあるけれど
そのおかげで、だいぶタフになれた、という。
兄貴みたいな。ほんと、家族みたいな。
そんな友達。

誇張表現じゃなくてね、
彼と出逢ってから、私を取り巻く音楽的環境が、急激に変わったのですよ。良い方向に。



でね。出逢った当時、
私は24歳になって、一ヶ月。
彼は27歳になる、数週間前、で。

26歳の彼は、とある一大決心をして、それを行動に移したのでした。
人生の大決断をした。
彼が、26歳の時の話。


いま、私は、
あと1ヶ月と少しで、26歳になる。



26歳。
すごくね、人生のターニングポイントになる、時期だと思うのね。

自分の生き方はこれでいいのか。
どんなふうに生きたいのか。
どんなふうに死にたいのか。

綺麗事だけじゃ、生きてゆけない。
それを、身に沁みて理解して実感した上で、
じゃあ、それを踏まえて、自分はどうしたいの?って

それを考える時期なんだと、思う。
26歳。
誰しもが。


いま自分が、26歳という年齢に差しかかって
「ああ、あの時きっと、あなたはこういうことを考えてたんだろうなあ」って
それが、すごくすごーく、わかったよ!って。

そう言ったら、
28歳になった彼は、懐かしむように、納得したように笑っていた。



お互い、いい人生を送りたいねって、よく話す。
強く生きようね、と。
お互い家庭環境がいろいろ複雑で、その中で育ってるから、きっとそう思うんだろうな。

ほんと、いろいろあるけども
彼も私も、

お互いを大事にしたいと思える、心の底から愛せる相手を見つけて
お互い、いい家庭を築いて
自分の愛する人に、ちゃんと、愛されて
ほんで、笑って死ねたらいいなって思う。

幸せになってほしいなあって、心の底から思う。

自分と一緒に幸せになってほしい、じゃなくて
自分が幸せにしたい!でもなくて
彼に幸せにしてほしい!でもなくて
つまり、彼に恋愛感情を抱いてる訳では、ひとつもなくって

お互い、それぞれ
自分のことを愛してくれる人を、ちゃんと見つけて
お互い幸せになろうぜ!的な。

友人であり兄貴であり、家族であるような。
そんな人。
不思議な距離感の人やなあと、改めて笑。


なんか長々と書いてしまった。

「めっちゃいい笑顔してたわ、今。」って。

今日話してて、そう言ってもらえたので
私の音楽人生は、間違った方向に進んではいないんだろうなと思います。
ははは。

俺たち、ソウルメイト!的なね!
鶴か!笑

以上、ただのええ話でした笑。


強く生きよう。
誇り高く生きよう。
その上で、謙虚さと誠実さ、実直さを忘れず、真摯に。


ずっとずっと、うたっていよう。

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