2014年11月23日日曜日

<第四夜と、16日の夜のこと>

間が空いてしまいましたな。。

まず、遅ればせながら
11/16のレコ発ライブ@渋谷La.mamaは無事に終了しました。
たくさんの方に観ていただけて、たくさんの方にCDを手に取っていただけて、幸せな夜でした。
改めて、すべての方に感謝を。
ありがとうございました!

アルバム発売記念企画、第四夜と
ライブの話とを絡めてブログを書こうと思います。
コメントも出揃ったところで、ブログの方もラストスパートといったところです。
たくさんの方にご協力いただけて『切り取った一瞬を。』は産まれ、広めていただき、活かされて生かされているなあ。

ということで第四夜のメニューは
「何も持ってないや」と、レコ発ライブについて。

最終夜となる第五夜では
想いを綴る企画では
木谷雅さん(sacra)
石川龍さん(ザ・チャレンジ、ex.LUNKHEAD)
小田和奏さん(ex.No Regret Life)
のお三方について

曲については「ホーム・スイート・ホーム」について
を、お送りします。
こちらは明日までに更新予定。

***

◆何も持ってないや

この曲は、アルバムに収録するために新たに書き下ろしたもの。

ご存知の方も多数いらっしゃると思いますが、
佐藤静奈はだだ暗い曲が多いアーティストです。暗い。
(と思っていたら、木谷雅さん=マサさん、が、そこに関してすごく素敵なコメントを書いてくださったので有難かった…!)

で、収録曲を決める段階の打合せで
アルバム全体の流れ、印象、雰囲気、曲のバランス…などなど
さまざまな方面から考えた結果、
今回ディレクションをしてくださっているマサさんから

「あと一週間で、もう一曲書こうか!」

の一言をいただきまして
それで産まれたのが、「何も持ってないや」という。

普段から、歌詞を書いてる時の記憶がほとんど無いんだけど
(どうやって書いたのか覚えてないのです、基本的に。自分はとても感覚的に歌詞を書く人間なんだと思う)

「何も持ってないや」に関しては、特に記憶が無い。
ある程度狙って、いうか意図して使ったフレーズはほんの少しあるんだけど、それ以外はもう…笑
組み立てて書いた、という感覚がほとんど無い曲。

だから、それ故に、私の心が曝け出された歌詞だなあと
いま改めて読み返して、そう思っています。

一番最後に出来た曲だからこそ、なのかはわかんないんだけど
収録曲全体をつなぐ役割を果たす曲になったなあと。思います。

夕焼けも、星空も、朝焼けも
私にとっては、すごく大事な景色で
それぞれの情景に、ものすごく想い入れがあって。

あの夕焼けはこうだった、
あの星空を見た時はこうだった、
あの朝焼けは誰々と一緒に見た、

きっと、みんながそれぞれの景色を持っているんだと思うから

聞いてくれる人、それぞれの
「あの日見た」景色を、この曲に重ねあわせてもらえたなら、素敵だなあと
そう思います。

CDも発売になったし、
明日までに、サイトに歌詞もあげますね。

「観た」じゃなくて「見た」景色、というところが、ちょっとポイントだったりする。

***

◆レコ発ライブについて

【セットリスト】
音楽夢中ステーション「MASA」
vo.19 〜ensemble day〜
2014.11.16@渋谷La.mama

01. 瞬き
02. 青と残像
03. Parfait amour(ピアノ弾き語り)
04. ブルー ラグーン
05. 何も持ってないや
06. イデア
07. ホーム・スイート・ホーム

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レコ発ライブに来てくださったみなさま、関わってくださったすべての方々、ありがとうございました!
改めて、今回携わってくださったのは

ボイストレーナー・ディレクション
木谷雅(sacra)

サポートミュージシャン
Gt.徳元真一郎
Pf.&Key.&Programming.荒幡亮平
Ba.高畠俊
Dr.麻生祥一郎

の皆様。
『切り取った一瞬を。』のレコーディングも、彼らが演奏してくださり、アレンジやディレクションをしてくださいました。

ライブで共演してくれたのは

鈴木杏奈
塩原奈美子(Namy*)
本並惠

の三人。
それぞれのスタイルで闘う系の、女性ヴォーカリスト。最高に楽しかった!!!
すごく自分本位な言い方になってしまいますが
私にとってのレコ発ライブが、このメンバーでよかった!!と本当に思いました。


ライブについては、私自身の反省はもう山ほどあるので個人的にめっちゃ反省した、しするしこれからに活かすとして(笑)

久しぶりに、感情が理性を超えたライブをしました。

今回、レコ発ということで
ご褒美として、ピアノ弾き語りで、規定の曲数よりも1曲多く演らせていただいたのですが
(「Parfait amour」を。)

自分は、ピアノ弾き語りをしている時はすごく冷静に(というか理性的に)歌ってるんだ!ということに、初めて気づきました。

意外と計算しながら、クレバーに弾けているんだなあと。
一年半前の自分は、「ピアノで弾き語る」という行為をすることでいっぱいいっぱいだったので
そこにびっくりしました。

派手なことはしてないけど、一年前半の間、ピアノ弾き語りをやり続けて来た意味はあったのだなあ〜と。

でね。
バンドの皆様に支えてもらって、マイク一本歌一本で歌ってる時も
頭の片隅に、冷静な部分は必ず持つようにしていて。

気持ちは120%炸裂させてやる!!と思ってるけど
思考回路の面では20%くらいは冷静でいよう、と意識してやってるんです、普段は。

今回は、それが3%くらいだったなあ。飛んだねえ、理性。

テクニックとか歌唱力がまだまだ未熟な代わりに
「"感情を飛ばすこと"だけは、どこの誰にも絶対負けない」と思ってるんだけど

史上最強に、感情が飛んだ夜でした。

そして、それに応えてくれるみんなの気持ちも、ガンガン伝わってきたよ。嬉しかった。
グルーヴしてたね、本当に!

「イデア」を歌う前に

「みんな、サティスファイしたいかー!!!」
って、言ったんだけど

その時のみんなの反応が、素敵すぎた。笑
「うおぉおおおぁああああ!!!!!!」ってなったね!私もあなたもみんなみんな!笑

怒号みたいなレスポンスに狂喜の悲鳴!みたいな嬉しそうな声、ああ〜みんなサティスファイ好きなんだな〜私も好きだよ!!!!!って思ってました笑

もちろん、新しく収録された曲たちも、すごく楽しくって
「何も持ってないや」をライブで披露したのはこの日が初めてだったんだけど、
ああ〜、この曲書いてよかったなあ!って思いました。

うれしい かなしい にくらしいも
たのしい くやしい くるおしいも
私たちはきっと忘れていく、忘れなくても薄れていくけれど

でも、あの夜、ステージの上から見た光景は一生忘れないだろうなあって思った。チープな言い回しだけど…

忘れるんじゃなくて、もっともっといい景色を見せて、見て、みんなで共有して

あの夜みたいな、
ひとりが独りじゃなくて、一緒に一緒の曲で笑っていられる、
そんな瞬間をもっともっと作って、重ねていきたいなと
そう思いました。

長いなあ笑


おなじみのカメラマン・木下昂一くんがたくさん写真を撮ってくれたので、後日また改めて載せます。
最後に、ちらっとフライング。

みんなみんな、ありがとう。
これからも、よろしくね。

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